Excel関数・データ分析研修

検索して使う関数から、設計できる関数へ

式を検索して貼り付けるだけでは、少し条件が変わるたびに手が止まります。関数の仕組みと使いどころを、実際の業務に近い演習で身につけます。

解説はMicrosoft公式ドキュメントの仕様に準拠します。

明るいオフィスの机で、担当者がExcelの売上表と集計結果を見比べながらノートに関数の考え方を書き留めている様子
式の意味がわかると、表の作り方が変わります。

今の習熟度に近いものを選んでください

まずは参照と基本関数から

セル参照、相対参照・絶対参照、IFやSUMを押さえ、式を自分で組み立てる土台を作ります。

複数条件の集計と検索参照へ

SUMIFS・COUNTIFS・XLOOKUPを使い、部署や期間をまたぐ集計表を組み立てます。

データの取り込みから整形まで

動的配列とPower Queryを活用し、繰り返し発生するデータ処理を見直します。

習熟度に合わせて選ぶ

レベル別の
学習パス

部署内で経験に差があっても、現在地に合わせて開始地点を決められます。

初級

参照の基本から、迷わず式を書く

セル参照の動きを確かめ、相対参照と絶対参照を使い分けます。基本的な集計とIFの条件分岐までを、表の例で練習します。

  • セル参照
  • 相対・絶対参照
  • SUM
  • IF
中級

条件集計と検索で表をつなぐ

複数の条件を使った集計や、別表から値を探す方法を学びます。複数シートの情報を整理し、更新しやすい集計表を作ります。

  • SUMIFS
  • COUNTIFS
  • AVERAGEIFS
  • XLOOKUP
上級

配列とデータ加工で作業を見直す

必要な行だけを抽出する動的配列と、複数ファイルを取り込んで整えるPower Queryを段階的に扱います。

  • FILTER
  • UNIQUE
  • SORT
  • Power Query
用途から関数を選ぶ

業務で使う関数を、使う場面から

関数名を覚えるだけでは終わりません。どのデータに、どんな条件で使うかを演習で確かめます。

関数の書式や対応するExcelの仕様も確認し、古い書き方に頼らない式を扱います。

条件に応じて分ける

IF・IFS・SWITCHで判定条件を整理します。入れ子を増やしすぎず、後から読めるロジックを作ります。

つまずきやすい点文字列の条件を二重引用符で囲み忘れる。

条件を決めて集計する

SUMIFS・COUNTIFS・AVERAGEIFSで、月や担当者など複数条件を組み合わせた集計を作ります。

つまずきやすい点合計範囲と条件範囲の大きさが揃っていない。

別表から値を探す

XLOOKUPを中心に、検索する範囲と返す範囲を切り分けます。未一致の場合の扱いも設定します。

つまずきやすい点検索キーの余分な空白や表記ゆれを見落とす。

必要な一覧を動的に作る

FILTER・UNIQUE・SORTを組み合わせ、条件に合う行の抽出や重複を除いた一覧を作成します。

つまずきやすい点スピル先のセルに値があり、結果の展開を妨げる。
繰り返し作業を見直す

手作業の前処理を、仕組みに変える

毎回のコピーや並べ替えに時間がかかるなら、処理の手順を整理するところから始めます。自動化は目的に合わせて選びます。

Power Query

毎月届く明細など、同じ形のデータを取り込み、整えて結合する手順を学びます。

  1. 1フォルダーやファイルからデータを取り込む
  2. 2不要な列や行を除き、列の形式を整える
  3. 3更新して、同じ加工手順を再実行する
手順を記録しておけば、翌月のデータにも同じ加工を適用できます。

マクロ・VBA入門

まず記録したマクロを読み、何の操作が記録されているかを確かめます。必要な処理だけを少しずつ理解します。

  1. 1定型作業を分解し、繰り返す操作を見つける
  2. 2記録したマクロの処理と実行範囲を確認する
  3. 3簡単な変更を加え、結果を確かめる
保守する人がいない複雑なマクロは勧めません。更新のしやすさも一緒に考えます。
実務に近いデータで試す

演習は、自社の仕事に近い形で

売上明細や勤怠記録など、見慣れた列構成を使って式を組み立てます。

事前にお持ちのファイルを題材にした演習への差し替えもご相談いただけます。

まず自分で式を書く

集計の目的と条件を確認し、どの関数を使うか考えてから式を組み立てます。

模範解答と比べる

答えの一致だけでなく、参照範囲や条件の指定が適切かを見比べます。

違いの理由を確かめる

エラー値や想定外の結果を手がかりに、原因の切り分け方を練習します。

演習で扱うデータの例

  • 月別の売上明細
  • 勤怠と勤務時間
  • 在庫台帳と入出庫記録
  • 担当者別の案件一覧
研修のあとも現場で使う

つまずきを、そのままにしない支援

受講中の疑問を解消し、学んだ式を日々の業務へ持ち帰れるように進めます。

受講中にその場で確認

質問が出たら手を止めて、どこで考え方が分かれたかを確認します。進行より理解を優先します。

業務の式に絞った研修後支援

研修後に出てきた疑問は、現場で使う数式の内容を確認しながら回答します。

教える担当者も支える

部署内で共有する人には、式の説明順や質問への対応方法もお伝えします。習熟度に差がある場合は対象者を分けた研修も相談できます。

次に学ぶ内容を一緒に整理

今の式を見せていただければ、次の一手を提案します

現在使っている数式やファイルの構成を伺い、必要な関数と研修レベルを絞り込みます。どこから始めるか決まっていない段階でもご相談ください。

業務内容や受講対象者に合わせて、演習テーマも調整します。